フェルデンクライスとエクササイズ

フェルデンクライスとエクササイズの違いをよく聞かれます。
私が体感してきたことから、少しだけお伝えしてみますね。

私はパントマイミストとして表現活動と、健康を目的としたエクササイズ指導者として活動をしています。エクササイズ作りや指導は表現活動と同様、天職だと感じています。

天職だと確信が持てる様になるまでは、失敗も間違いもありました。自身が稽古や練習のやり過ぎで身体をこわしました。フェルデンクライスと出会わなければ、身体の不調をかかえ思うような活動はできなくなっていたと思います。フェルデンクライスと出会ったのは、からだが厳しくなっていたころでした。

それまで稽古や仕事で一日6時間、7時間のレッスンは当たり前、徐々に身体のあちこちに痛みが出始めましたが、それを無視して同じパターンで日々を過ごしていました。今、思えば無謀な事をしていたものです。

身体に故障や痛みが出れば、その時々治療はしていましたが、痛みが収まればまた同じように動き、痛みが出れば治療に行くという繰り返しでした。そんなある日、走りだそうとした瞬間、なぜか転んでしまいました。それからしばらくして夜中に右足の付け根から足首に向かってズドーンと、激痛が走りました。その痛みは鈍痛となり長く続いていました。「私、このままだと動けなくなるのかもしれない」という不安が続くある日、日本で最初の「フェルデンクライス」養成コースのお知らせが、主宰者の方から送られてきました。

フェルデンクライス???「人類の進化、人間の赤ちゃんの成長過程・・・・、人間の神経構造に基づいて創られた"気づき"を高める・・・。人間が生涯を通じて学習し、向上していくための画期的なアプローチ・・人間の動きや行動の仕方、思考や感覚、学習の仕方との間の関係における我々の理解を著しく変えました。・・等々」なんだかよく分かりませんでしたが、パンフの赤ちゃんの写真を見て、「私にコレ必要かも」と思いました。直感でした。それが私のフェルデンクライスの始まりです。

トレーニング初日から、それまで経験したことのない動きの再学習が始まりました。
エクササイズや体操とは違う、新しいからだの体験。私の初めての気づきは「私は、何にも気づかない!」でした。

長い時間がかかっていて、まだ学びの最中ですが、フェルデンクライスは今まで私がやってきた仕事の質を良質にしてくれるすばらしいものでした。エクササイズや体操とは違い、自分を探索し深めるためのすばらしい学びの方法です。動きを通してまなぶ哲学だと感じています(あくまで、私の個人的な見解です)

多くの人に健康になってもらいたい、それを伝える私自身が豊かになる学びの方法がフェルデンクライスです。

フェルでデンクライスを求めてくる人は、多くはないです。多くはないですが必要とし探して求めてくる人はいます。フェルデンクライスを求めて来てくださる人には、フェルデンクライスを誠心誠意伝えたいです。

痛みや身体の不調の改善を求めて来る人にはエクササイズとその方たちにあった動きを提供しています。

フェルデンクライスとエクササイズや体操は、目的もアプローチの仕方も違います。私の中では、はっきり区別しています。

結果的にフェルデンクライスで痛みや、不調の改善が得られることは多いですが、フェルデンクライスの目的は、自身の動きを通して学び方を学ぶことなのです。

マザーテレサの「あなたに会った人が、あなたに会う前より元気で幸せになるようになさい」いう言葉を、私の活動のテーマにしています。

フェルデンクライスと体操の違いはレッスンを受けるみなさんに体感していただくしかないと思いますが、私の体験からきた見解は上記の通りです。

レッスンを体験して自分に必要なものを選んで楽しんでいただきたいです。

私を成長に導いてくれるのがフェルデンクライス、身体が動く楽しさを感じさせてくれるのがエクササイズと捉えて取り組んでいます。

どちらも私にとって大切なものです。
     
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by ike-felden | 2013-09-20 19:42 | ♪ひとりごと